モザンビークの「大丈夫」は大丈夫じゃない」!?

2014.8.29
現地駐在員のゴリです。
 
現在、お客様にご紹介する物件の情報集めに奔走しています。
モザンビークには不動産業が存在していません。
そのため、家を借りるにはオーナーと直接交渉するしか方法がないのです。
 
オーナーを探すのも一苦労です。
現地の人と仲良くなり、人から人を紹介してもらってオーナーにたどり着く・・・
情報は足で稼いでナンボです!
 
そんなある日、オーナーを知っているという
モザンビークの若者A君に出会いました。
 
私:『今日は何軒紹介してくれるの?』
A君:『大丈夫!心配しないで!5軒用意しているから!』
 
彼は自信満々の様子でそう言いました。
今日は仕事が捗るぞ!と思ったのもつかの間、
最初の物件を見た後のことです。
 
私:『さあ、次に行こう!』
A君:『ごめんね、友よ。今日はこれでおしまいだ』
私:『え!?今日5軒見ると言ったじゃないか!?』
A君:『そうなんだけどね・・・大丈夫、心配しないで!』
私:『いやいや、約束したじゃないか!』
A君:『明日もっと用意するからさ。許してよ。』
私:『え・・・信じられないよ!!!』
A君:『大丈夫だって、心配するなよ、マイフレンド』
私:『分かったよ。明日9時にスーパー前に集合だよ。
   遅れたらもう君とは仕事しないからね!』
A君:『心配するな。俺は時間守るぜ、友よ!』
 
そして翌日・・・
 
彼は現れず、電話にさえ出てくれませんでした。
全然大丈夫じゃないじゃないか、友よ!
 
そう、そろそろ私も気づくべきだったのですが、
モザンビークの人の「大丈夫(Não tem problema)」は大丈夫じゃないんです(涙)
 
また別の日、Bさんと待ち合わせをしました。
待ち合わせに遅れそうになった私は、携帯に電話して『5分くらい遅れそう』と伝えました。
Bさんは『大丈夫!』と言ってくれましたが、彼が現れたのは1時間後・・・。
 
またまた別の日、9時に待ち合わせしたCさんが現れたのは15時・・・
それでも『大丈夫!』と言う彼の電話越しの声は、明るく晴れやかでした(笑)
 
モザンビークの人は、良く言えば「優しくておおらか」
悪く言えば「とってもルーズ」
 
相手に心配をさせたくない気持ちが強いがために「大丈夫」を連発するらしいのです。
大丈夫じゃないなら大丈夫じゃないと言ってもらえた方がありがたいのですが・・・。
 
最近はモザンビークの国民性を把握してきたので、
相手が待ち合わせに遅れても、全く気にならなくなりました。
 
そしてさらに、良いことに気づきました!
 
相手が遅れたら、怒った「フリ」をするんです。
おおらかなモザンビークの人たちは、怒った日本人に少し焦って、
お値段をお安くしてくれるんです。
半額くらいまで値切りに成功しました!
 
ということで、モザンビークの家さがし・交渉事は
ヤヒロモザンビークにおまかせください!
本当に「大丈夫」ですので♪